【郊外←→都心の場合の注意点|住み替えマニュアル・購入編】

環境の激変が逆にストレスにならないように

郊外と都心の間で住み替えを行った時によく起きる問題についてまとめました。

 

郊外から都心へ移る場合

高齢の夫婦が郊外の一戸建てから都心や駅近のマンションに住み替える場合が好例です。

 

妻は便利な環境に移って買い物などを楽しみたいが、夫はこのままのんびり暮らしたいなど、夫婦の気持ちが一致しない場合がよく見られます。

 

また、壁の薄いアパートとは比較にならないプライバシー保護があるものの、マンションは共同生活の色合いが一戸建てよりはるかに濃いです。

 

長年、一戸建てに慣れた人には窮屈で居心地が悪くて、なかなかなじめない場合もあります。

 

加齢で運動機能が落ちていくことを見越して便利な場所に移ろうという趣旨なら、マンションのバリアフリーなどもチェックしておかないと片手落ちです。

 

もっと若い夫婦が職住近接を狙って、都心に移る場合もあります。

 

その場合、子供の学校環境は事前によく調べた方がいいでしょう。

 

都心から郊外に移る場合

比較的若い夫婦が念願のマイホームを手に入れる場合が典型でしょう。

 

しかし、夫も通勤の負担は予想をはるかに上回る場合もあります。

 

決める前に出勤・退勤の時間に電車に実際に何度も乗って、この先何十年も続けられそうかチェックすべきです。

 

妻も買い物、病院、飲食店などが遠くになった時のライフスタイルの変化を現地でシミュレーションすべきです。

 

都心から郊外に移る場合、もうひとつ押さえておかねばならない重大な視点があります。

 

それは、21世紀の日本は人口減少社会だということです。

 

郊外と一口に言っても地域差があり、人気の住宅地はこれからも人が増えるでしょうが、一般には郊外地は確実に人口が減っていくのです。

 

加速度的に寂れていく土地もたくさんあると思います。

 

人口が減っていくと、店や病院などが減り、街の機能は整備されるどころか劣化していくのです。

 

交通機関も便数が減ったり、一部の路線が廃止されたりするでしょう。

 

地価はもちろん下がっていきます。

 

住宅ローンをやっと払い終えた時にはマイホームは二束三文で、売ることも貸すこともできない状態になっている危険もあるわけです。

 

土地を買っておけば資産になった20世紀とは全然違います。

 

住宅の購入候補地が人気の場所ではないなら、マイホームは将来の資産にならず、賃貸と比べた利点がまったくない可能性もあるのです。

 

これは今後のマイホーム購入に当たってよく考えておかねばならない点です。